その他
2018/07/24
西日本豪雨被災地=広島県熊野町を思って(竹田ブラシ製作所)
お暑うございます。
しかし昨日は、埼玉県熊谷市で史上最高41.1度を記録するなど、信じられない外気ですね。
みなさまにおかれましては、お変わりなどございませんか。
この下の写真は化粧筆/メイクブラシです。
2011年にサッカー女子日本代表なでしこJAPANが、
国民栄誉賞を授与された時に、副賞としてチームのメンバーに贈られたものです。
その当時はかなり話題になったので、ファッションやメイクにご興味のある方々ならすぐにピンとくるでしょう ♪
*写真は 「竹田ブラシ製作所」 さんのホームページよりお借りしました
このブラシの製作者は広島県安芸郡熊野町に本社・工場を有する、
「有限会社 竹田ブラシ製作所」
さんと言う化粧ブラシの専門メーカーさんになります。
広島県安芸郡熊野町は 「熊野筆」 として全国的に有名な筆の産地ですが、
この度の西日本豪雨により甚大な被害を受け、多数の死者を出したことにより被害の大きさをテレビでも広く伝えられています。
まずは災害によりお亡くなりになられた方々及びそのご家族には謹んでお悔やみを申し上げます。
今日は、熊野町のこれからの復興を応援する意味も込めて、当地で昭和22年から筆づくりを行う 「竹田ブラシ」 さんをご紹介させて頂こうと思います。
実を言うと、わたし自身の出身もこの度の豪雨の被害を受けた広島県東広島市であり、この熊野町の隣町になります。
そんな隣人のご縁もあり 「竹田ブラシ」 さんとは長きに亘ってお付き合いをさせて頂いております。
この度の災害報道の後、安否確認の意味も含めて 「竹田ブラシ」 さんに連絡をさせて頂きましたところ、家屋が流されるなどの直接的な被害は受けていないとのことで、まずは一安心です。
同社は初出店された2003年8月より今日に至るまで、新宿高島屋さんの1Fに直営の店舗を構えていらっしゃいます。
店舗開設当時の百貨店の化粧品売り場には、メイクブラシを専門に扱うお店はありませんでした。
そこで店舗をオープンする前年2002年に、今の店舗がある新宿高島屋のエントランスホールにて、翌年の出店に向けたプロモーションも兼ねたイベントを行いました。
当時はメイクブラシのメーカーがイベントを行うなどは珍しかったことから、新聞の紙面にも取り上げて頂くことになりました。
*産経新聞 2002年9月7日(土)記事掲載
中央の写真上でメイクのデモンストレーションを行っているのがわたしになります。
華やかなイベントは多数の来場者によりとても賑わい、翌年の出店の弾みになったことを思い出します。
ここで、メイクブラシのお話しを少しさせて頂きますね。
メイクブラシというのはメイクアップアーティストにとって、とても大切な道具のひとつになります。
モデルさんたちの肌に直接触れるものでもあり、自分の指先の感覚が直接伝わるレベルのクオリティーがこの道具には求められます。
ヘアメイクそれぞれに使い勝手の好みは分かれるところですが、ブラシの先の大きさや形状、弾力性などが、メーカーによってかなり違います。
竹田ブラシさんのブラシはリスやイタチなどの天然の動物の毛が用いられていますが、長さの調整を根元で行うことにより毛先がカットされておらず、天然の状態が残っていることから、とても繊細なタッチを得ることが出来ます。
廉価なブラシは毛先をカットして長さを整えていくために毛先の断面が広く鈍くなり、繊細な感覚を得ることが難しくなります。
*画像はお借りしました。
ここで「竹田ブラシ」さんの製品の中で、わたしが使っていて特に気に入っている製品をご紹介しますね ♪
☆ チークブラシ:赤軸のリス毛50% + 山羊毛50% ⇒ 適度な弾力があり頬骨にすっぽり収まる設計になっています
☆ リップブラシ:イタチ毛100% ⇒ U型になっているタイプでイタチ毛のコシの強さで滑らかなリップラインが引けます
☆ アイシャドウブラシ:カナダリス100% ⇒ ベースシャドウを瞼になぞっただけでナチュラルなグラデーションの実現が可能です
メイクブラシは直接肌に触れるものであることからとても大切な道具であり、どんなに高価な化粧品を使用しても、ブラシが仕上げの最後の決め手になります。
この品質の差は、実際にブラシを使って頂いてご本人の感覚として体感して頂くしかないと思います。
メイクブラシにご興味をお持ちの方は、ぜひ一度質の高いものをお試し頂くことをお勧めします。
日々のメイク、楽しんで下さいね ♥
今日も最後までお読み下さり、ありがとうございました。
改めまして、被災地の復興を心よりお祈り申し上げます。
「竹田ブラシ」 さんのオフィシャルサイトはこちらからどうぞ ♪
チークブラシの正しい使い方は、こちらのレッスンからどうぞ ♥