その他
2018/11/29
【究極の美容@医美心研究会】
こんにちは。
これからいよいよ冬へ向かいます。
服装やメイクがリッチになるシーズンですからワクワクしますね♥
シーズンを楽しむご準備は整っていますか?
さて今日は、いつもより少し、重めなお話をしてみたいと思いますが、
最後までお付き合い頂ければ嬉しいです。
【医療+美容+心理=医美心研究会】
ヘアメイクとして仕事を始めて約30年経ちますが、技術や感性も常にアップデートされますので、
いろいろな講習会へ足を運ぶ機会があります。
もともとわたしは「福祉」への興味を持っていたため、「ヘアメイク」を単なる「美容」として
捉えるのではなく、何か広い活用方法がないかと考えていました。
15年くらい前の話になりますが、そんな折、「医美心研究会」に出会う機会を得ます。
「医美心研究会」の公式サイトによれば、
団体の紹介を下記の通り行っています。
☆顔と心の再生 医・美・心 研究会☆
医・美・心研究会は、先天性、ケガや病気、加齢などによる外表の形態、および心的ストレスに対して、
形成外科、皮膚科などの医学と精神心理学および化粧学が協調し一体化して、その人たちの
Quality of Life(QOL)の向上と真の社会復帰の支援のあり方を研究する団体です。
セラピーメイクとは、医療、美容、心理の知識を活用して視覚的な形態の問題のみならず
内面的な心の問題まで対応していくメイク法である。
セラピーメイクを通してクライアントのQOLの向上と真の社会復帰を支援する人をメイクセラピストと呼ぶ。
*引用はここまで。
2002年にこのメイクセラピストを養成する講座が開校され、2005年までに3期に亘り開催し、
合計約100名の卒業生を輩出しています。
わたしはその中で、第3期の卒業生になります。
とても「志」の高い内容ではありましたが、講座内容のボリュームが多かったために人的、
経済的負担が大きく、4期以降の講座開講は見送られ、2011年には研究会を終了されました。
わたし自身はとても興味を持ってレクチャーを受けていたのですが、継続が難しかったということは、
内容が少し、広範囲に亘りすぎたのかもしれません。
個人としては講座の内容をどこかで活かしたいと思い機会をずっとうかがっていたのですが、
最近そのチャンスを頂くことができました。
【シニアメイク】
研究会が呼ぶ、先天性のケガや病気などによる形成外科や皮膚科を必要とする「外観の障害」
とは異なりますが、加齢による見た目の変化が、特に「美」を意識する女性にとっては、
心的ストレスになります。
女性はいくつになってもキレイでいたいものですよね。
百歳人生と言われる昨今、先日の祖母の他界にもいろいろと考えさせられました。
これから新しい人生を出発する、ブライダルでの花嫁さんを作る仕事はとてもやりがいがあります。
ただし、いつまでもステキでいたいと思うご高齢の先輩女性たちにも、なにか自分が
できることがないかと同時に思うことがあります。
そこで平成31年1月より月に一度、三カ月に亘り、カルチャーセンターで「シニア向けメイク講座」
の講師を務める決心を。
下世話な話をすると、カルチャーセンターのお仕事ですので、金銭的にはあまり魅力的なもの
ではありません。
ただ、受講者の方々や講師を務めるわたし自身がお互いに、何らかの気づきを得られる場に
できたらと思いこの度は講師を引き受けさせて頂いた経緯があります。
これまでの何度か、高齢者向けのヘアメイクのレッスンを引き受けたことがあります。
本当にみなさん、キレイに変身すると喜んでくださるのですよね。
ただ、長年のご自分のメイクの仕方を変えるのは若い人でもなかなか困難な中、
ご高齢の方々にはなおさらハードルが高いことは否めません。
日常にはない「美」を意識する時間というものを持つこと自体が刺激になりますので、今後もご高齢
者を含めて、いろいろな方々とお時間を共有できればありがたいなと思います。
今日も最後までお読み頂きありがとうございました。
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